BDレコーダーの故障

SONY BDZ-EX3000で、ディスクへのダビングができなくなった。初期化できず、BDZ-AX2700Tで初期化したディスクを入れると認識はするものの、ディスクにゴミが着いていてダビングできませんというお門違いのエラーメッセージが出て止まってしまう。
QAページで本体をリセットする対応法が紹介されていたが、症状は変わらなかった。
修理に出すのにUSB HDDに録画データを吸い出すことにした。面倒を嫌い、動作確認ができているHDDを購入した。「すべてダビング」を実行すると、ダビングできないタイトルがあるという。意味不明だが、ネットで調べると一度に30タイトルまでしかダビングできないとのことで、2T弱を4回に分けてダビングした。全然「すべて」でなくて腹立たしい思いをした。
そして、更に腹立たしいことに、出来心から内蔵HDDを交換するとUSB-HDDが使えなくなった。USB-HDDはバックアップのために存在するのが当然と思って調べること自体しなかったのだが、実は以前から有名な話らしい。メーカーとしては内蔵HDDの拡張ということだ。意味のないことにお金と時間を掛けて、録り貯めたデータを失い怒り心頭。このことは修理中に偶然知って、急いで連絡したが、交換済みで元に戻すことは出来ないという。戻ってきた修理品には交換前のHDDも同梱されていたので、換装し直してみたが、システム自体立ち上がらなくなり、諦めるしかなかった。
HDDの故障のことを考えると、HDDに録り貯めること自体やってはいけない行為だったようだ。

ひぐま

札幌ラーメン横丁の老舗店。味噌ラーメンを食べた。
茶色く不透明なスープ。甘く複雑な味で、キレはなくまろやか。油分が多いためか、濃くないのにこってりと感じるようだ。後味に生姜が効いている。
鮮やかな黄色で太く強く縮れた麺は、固く茹でられ口中で弾けるよう。一方で、麺を手繰る愉しみは無く、わしわしもぐもぐという食感となる。少量の茹で置きもやし、白髪ネギは青い部分も多く混じる。
くたくたのメンマはスープ同様に甘い味付け。チャーシュー代わりの挽肉炒めは、これも作り置きだった。粒が大きめで、香辛料や味付けは極小。脂分もなし。
麺だけは活きが良いが、他は全体にスタティックなのが印象に残る。冷たく閉ざされた冬、ゆっくりと食べると、固まった体に温かさがじんわり染み込むイメージのラーメンだろう。

ダブルクラッチ

セブン160の3速から2速へのシフトチェンジが固く、左腕が筋肉痛になったため、昨秋からダブルクラッチを常用している。
スパリと気持ち良く決まるとまでは行かないが、筋肉痛はなくなった。ニュートラルでかなり吹かさないと入りやすくはならない。そのため、ヒールアンドトゥ代わりのローリングトゥは、小指側でアクセルを大きく踏み込むということがなかなか難しい。
普通のダブルクラッチは無意識に行える程に慣れたが、ローリングトゥでのダブルクラッチからブリッピングへの繋がりが、どうしてもスムースにいかない。加齢により、体で覚えることに時間が掛かることを痛感している。
ちなみにトヨタ86を運転したときに、3速から2速へは癖になったダブルクラッチを使ったが、アクセルの反応が驚くほど良く、羨ましかった。86で一番感心したところだ。もっとも86でダブルクラッチを使う人はまずいないだろう。

多万里食堂

大宮の昔ながらの中華食堂。入口で食券(色付きプラスチック札)を対面購入する形式。ラーメンを食べた。
高島屋の裏にあり、品の良い中高年女性が独りあるいは二人で寄っていることが想像できる客層だ。
赤みのあるスープ。エキス分は少ないもののかすかな獣臭さがある。甘味があり、メンマ、煮豚も同じ味付け。麺は細く縮れているが、茹ですぎて印象に残らない。グリンピースが炒飯のように乗るのが面白い。品の良い刻みネギ。鳴門と黒々した小さな海苔。
店の雰囲気は良いが、ラーメンは特に舌を楽しませるものはない。食堂なので、他のメニューやセットものを選ぶべきかも知れない。

ホープ軒本舗

吉祥寺のラーメン店。スープはエキス分が極少で味気ない。塩気も少なく、全体に薄い。それに合わせて、麺は細く柔らかく縮れ、インスタントラーメンのように気のないもの。麺とスープは調和しているといえるが、現代のラーメンが強×強であるのとは対照的に、弱×弱であり、控えめで目立たない。
しかし量は意外にあり、唐華と呼ばれる香辛料を少しずつ溶かしながら味変させて食べる。
このシンプルで穏やかなラーメンを静かに食べ進めていくと、喧騒の街から切り離され、落ち着いた心持ちになっていくのを実感する。
30年近く前に、平日の深夜2時位に行って行列していた記憶がある。当時も同じような気分になったように思う。さりげなく懐かしいラーメンということだろう。

クーラント漏れ

丸一日走った翌日、掃除をしていると、地面に染みが少しだけあった。念のためエンジンルームを覗いてみると、クーラントのリザーバータンクが空になっていた。
走行中は特に異変は感じず、警告灯も出ていなかったように思う。車の下を覗き込むと、エンジン脇の円筒形のパーツの底に滴が見え、指に着けると濃い緑色をしていた。クーラントが煮詰まったものだろう。調べるとそのパーツはオイルクーラーで、水冷式なのでクーラントが供給されている。徐々に漏れて熱で蒸発したのだろう。
ディーラーの整備工場に持ち込んで調べてもらうと、オイルクーラーではなくウォーターポンプが原因という。オイルクーラーには漏れたクーラントが回り込んでいたということか。
ウォーターポンプはスズキ製ということで1万円台とさほど高くはないが、交換はエキマニを外すなど大掛かりな作業となり、工賃は部品代の何倍も掛かった。
漏れに気付いた前日は、高ボッチ高原へ向かう道で、深い轍によって飛び出したマンホールに腹打ちをしていて、もしかして腹ではなく、エンジン部をやってしまったのではないかと思っていた。ウォーターポンプからのクーラント漏れは、内部パーツの損傷ということだった。なお、スズキでは10万キロごとのウォーターポンプ交換を推奨しているようだ。