町田の共和橋から河口まで境川サイクリングロードを走った。
上流部は堤防はなく、間近に川面を眺めながら走ることができる。住宅もすぐ傍らにあり、植え込みが途切れていると思うとサイクリングロードに入る道がいきなり現れたりする。あまり安心して走れないサイクリングロードだ。
晴れた土曜の昼近く、遠乗りの人は二割くらいだろうか。残りは生活道として使っている。散歩や犬を連れた人も多い。
舗装の抵抗が大きいようでスピードに乗って走ることができない。橋は数百メートルおきに頻繁にあり、下に潜るような場所はほんの数カ所でほとんどは道を横断しなければならない。上流では交通量も多く、待ち時間はかなり掛かる。
中流から下流に掛けて周りは水田となって視界がひらける。イイダ牧場の辺りはこのサイクリングロードのハイライトといってもいいだろう。
河口近く藤沢駅周辺ではコンクリートで固められた護岸の上の曲がりくねった細道を行く。所々迂回が必要で舗装もとぎれとぎれで走りづらい。そうしていると唐突に観光客でごった返す片瀬江ノ島駅ロータリーに出てゴールとなる。この意外な切り替わりがダイナミックで面白い。やはり江ノ島へと続く砂州は境川が形成したのだろうか。現在の細い川からはにわかに想像できないのだが、そう考えるとこの場所が河口であることに納得できる。
