ストップウォッチ


愛用していたセイコーのストップウォッチの竜頭が取れた。真っ直ぐに押し込むのではなく、適当に斜めから押していたため、ねじれが蓄積し、ついに折れたのだろう。プラスチック製で元々強度は低いはず。修理は諦めることにした。
ホイヤーI.F.R.デッドストックを入手した。35,000円。1985年頃のものという。針は60秒計。分はディスクによる数字表示で、0から11まで。11分59秒まで計れるので各種スパゲッティを茹でるには必要十分だ。
ケースはプラスチック。自動車や航空機のダッシュボードに取り付けるためのベースが付属している。
動作音は独特で、ジィーっと連続的で、かなり煩い。
秒針がアナログで分表示がデジタルということで、時間を読み取るのに頭の切り替えが必要で、こんなことが想像以上に負担になる。腕時計でもこのようなものがあるので、人によっては面白いと感じるのかも知れない。
1/5秒目盛りのない文字盤は、明快な矢じり付きの秒針と、大きい数字の分表示と相俟って、健康的で朗らかな印象を与える。武骨な計測器が何故か可愛らしく感じられて愉しい。