4K2K

CEATECにて日本ビクターの4Kと8K映像システムのデモを見た。
HDの4倍解像度の4Kは300インチではさすがに細部に甘さが見えた。だた、白川郷だろうか田圃の向こうに茅葺き屋根の家々が見える映像は、静止画だと思ってしばらく見ていると田圃のずっと向こうにトンボが飛び交っているのに気付き驚いた。その他の自然の風景の映像でも遠く小さく鳥や羽虫が見えるということが新鮮だった。そんな普通のことが今までは表現できなかったということに改めて気付かされたということだろう。
4Kの更に4倍解像度の8Kは愛知万博に向けてコンテンツを準備中ということで、ほとんどが静止画のデモ。さすがに甘さはなく、公園で子連れのお母さんたちが話している動画で、遠くにいる子供のシャボン玉が小さく怜悧に映っているのに思わず鳥肌が立ってしまった。
隅々までピントがあった映像を大画面で見ると、肉眼では見えないような絵が見える。画面が平面で目の焦点が合うということだろうか。未経験の視覚体験として興味を覚えた。