ターボ動作音

960A1@メーカーサイト

4Cのエンジン音はターボチャージャー周りの音が賑やかだ。

アクセルを踏んだ時の「クォシュー」というタービン音。そこからアクセルを急に抜くと「パシュルル」または「 プキュキュ」。一般的なブローオフ音の「プシュー」とはならない。ブローオフが少な目か無しからのバックタービン音だろうか。気合いを削がれて拗ねたような愛らしい音と感じる。

オートモードでアクセルをぐっと踏み込むと、シフトアップの度に「ブフォッ」と鳴る。ブローオフで過給を無駄にすることなく超短時間でシフトアップできているのだろう。マニュアルトランスミッションの場合は、クラッチを切る時どうしても過給圧を逃してターボラグが出るはずなので、電光石火のDCTはターボエンジンでは特に有効なことがこの短い音から想像できる。猛る音だとわかりつつも、下痢っ屁と称されることもあるどこか間抜けでユーモラスな音でもあり、アバタもエクボ的に好感が持てる。

なお音には関係ないが、ゆっくり流している状態からアクセルを踏み込むとドライバーが回転数を気にすることなく瞬時に最適なシフトダウンを車が行うことで出足の鈍さ(過給待ち)を感じさせないというのもDCTの有利な点だろう。

マニュアルと違って左足左手が所在ないのがどうしても気になるのだが、DCTが音や走りで楽しませてくれるのでまあ良いかという気になってくる。