スピーカー振り角

奥行き感が乏しく何を聴いても完全に壁から手前の音場となり、手前に迫り出してくる感じにも不自然さがある。そのためスピーカーの間隔を自分的には広めに取っても、遠くで鳴っている感じはそれほど強くならない。
そこでスピーカーが聴取位置から見て完全に正面になるよう更に調整を行った。スピーカーの間隔が狭い(聴取距離が短い)と直接音の度合いが高まってヘッドフォン的な脳内定位になるのが気になるが、これだけ広いとフォーカスをかなり絞っても気にならないようだ。
この辺り個人の嗜好の違いがかなり大きいと思うが、ヘブラーモーツアルトでは鋭角なエッジとしっかりと安定した定位によって、自分の音としては過去最高のバランスとなった。