コンパウンド

Wilson BeneschのBishopを1998年の秋に購入した時に代理店の人から、カーボンの部分に傷が付いてきたらコンパウンドで磨くとよいと聞いていた。
いつかやってみようと思っている内に7年も経ってしまった。数カ月前に手元にあった銀磨きクロスで試しに磨いてみると、効果はいまいちのようだった。最近、カーボン製のアタッシュの購入を検討している内に、コンパウンドが気になってきて、ついに模型屋コンパウンドを買ってきた。ハセガワ製のセラミックコンパウンドで、ついでに仕上げ用のコーティングポリマーと専用の超極細繊維という1000円もするクロスも買ってみた。
コンパウンドは手元にあった極細繊維のクロスを使った。さすがに銀磨きクロスとは違って見る間にピカピカになる。磨きながら気付いたが、Bishopの樹脂部の仕上げは間近で見るとかなり粗く、本当に真っ平らにしようと思ったら紙やすりから始めないといけないという雰囲気だ。恐らく最近の製品はもっと仕上げが良いのではないだろうか。
左右で一時間も格闘していただろうか、妙な匂いが鼻につきだした。変な例えだがホームレスの匂いに近いようだ。本当は水でふき取るといいようだが、コンパウンドの付いていないクロスでできるだけ何回もふき取るようにしてみた。
最後にコーティングポリマーを塗布した。これは効果がよく分からない。ただし、例の嫌な匂いは消えたような気がする。
クロスを水洗いするとコーティングポリマーの方は流しの表面に何やら付着したような光り方をしていた。それなりのコーティングは行われたように思う。