リコー GX200

カメラ3台
リコーのデジカメGX200を購入した。
主に屋内でオークション出品の為の画像を撮るために今まではNikon COOLPIX4500を使っていた。引っ越して部屋の様子を記録したいと思った時、にわかにディストーションが気になりだしたのと、より広角のレンズが欲しくなった。
COOLPIX4500から5年。さすがに上級コンパクトデジカメの世界は大きく変わっていた。早い話、以前は安い家電品のような存在だったものが、いつの間にか完成度の高い銀塩カメラと並べて置いても違和感ないものになっていた。(左からCONTAX T2 プラチナ、MINOX 35AL ホワイト、RICOH GX200
見所は幾つかあって、例えばコスメティック部分ではしっとりとした全身黒の艶消しの質感は尖った印象を見る者に強く与えて面白いし、縁ギリギリまで大きな液晶の表示部と、ロータリーエンコーダーやシーソースイッチを多様に組み合わせた操作部はマニア心を巧みにくすぐる。ユーザーの要望に応えてメーカーが力業で実現したレンズシャッターには遊び心と凄みをダイレクトに感じる。
スウィーベル式のCOOLPIX4500を愛用していた自分にはビューファインダーは必携という考えと、可能ならあんないびつなものを付けたくないという思いが交錯して悩ましかったが、実際使ってみると、壁ぴったりにカメラを寄せるなど、それなくして撮影不能という状況もあることがわかった。
機能についてはいうまでもなく長足の進歩を遂げている。ただズームの追従性が悪いのが気になった。思った画角に調整するのに手間取り撮影に時間が掛かってしまう。