PS Audio の4口パワータップ DUET を購入した。3万円。同社自慢のコンセントが2個内蔵され、夫々のコンセント（ゾーン）間の干渉を取り除く回路とサージ対策を売りとしている。引き抜き材を使用した見るからに共振し難いケースとバスバーによる結線も優位点だろう。
先日購入した Audioquest AC Power Strip は2ch再生時にスタンバイ機器のスイッチング電源の影響を無くすべく、タップに繋がるインレットプラグをほぼ毎日抜き挿ししていた。タップ自体に電源スイッチが付いている DUET はその点も使いやすい。ショーケースの中の実物を見てもどこにそのスイッチがあるのかわからなかったのだが、メーカーのロゴマークと思っていた部分がスイッチだった。それもご丁寧にオンの時は光るようになっている。快い驚きがある優れたデザインと思う。
音は一聴おとなしい印象。ただし強音の迫力は遜色なく、余計なノイズが減って全体に静かに聴こえるようだ。
折角なのでゾーン構成の違いを試聴してみた。アンプ＋ADC（A/Dコンバーター）を同一ゾーン、プレーヤーを別ゾーンという構成からアンプ＋プレーヤー、ADCに変更すると滑らかで躍動的な方向に変化。次にアンプ、プレーヤー＋ADCにすると歪っぽさが増す。
要はADCを独立させると良いようだ。ADCはスイッチング電源ではないようなので、それを独立させてスイッチング電源機器の影響をさけるのが吉ということだろうか。
