スーパーセブン

知人にケータハムセブンの納車待ちであることを話すと、「おぉ〜スーパーセブン?」という言葉が返ってくることが多い。その場合「まあでも、軽だし。スーパーってのはちょっとどうかな..」と答えて微妙な空気になってしまう。
そこで、オリジナルのスペックを調べてみた。ロータスセブンの最初のモデルは、1172cc、40馬力、416kg。
翌1958年に発表された高出力版「スーパーセブン」は、1098cc、75馬力、419kgだそうだ。車重はほとんど変わらず、出力が倍近くなっているのが、まさしくスーパーだ。一方、セブン160は、658cc、80馬力、490kg。
最近のケータハムにならって、1tあたりの馬力を比べると、
オリジナルセブンは96.2、スーパーセブンは179.0、セブン160は正確には163.3となる。
整理すると、セブン160は、
1. 馬力は、オリジナルの2倍、スーパーセブンより7%増。
2. 車重は、オリジナルより18%増、スーパーセブンより17%増。
3. 1tあたり馬力は、オリジナルより70%増、スーパーセブンより9%減。
ということになる。
セブン最大の長所であったはずの車重の増加は憂うべきだが、馬力はスーパーセブンに劣らないのは事実だ。また、「スーパー」という言葉はオリジナルセブンと比べて、であることを考えると、160だとしても、それは決して大袈裟であるとはいえないだろう。
ということで、今後「スーパーセブン?」と言われても、「そうそう」と笑顔で受けることにしようと思う。