Jeff Beck Wired

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Jeff Beck Wired のCDを比較した。
世界初CDである国内盤32・8P-90 (1985)、アメリカ初出盤EK33849 (1990)を持っていたが、がちゃがちゃして見通しが悪く、低域も肥大して不満だった。
今年出たAnaloge ProductionsのSACDは、音場がすっきりした一方、バランスがやや上寄りで腰高。わざと高音質感を出しているように聴こえるのが気になった。マスタリングで手を加えていないという話があり、本当なら最初からそのようなバランスであって、マスターの問題なのかも知れない。なおSACD層とCD層の音の差は少ない。
気になったので、Mobile Fiderity の1990年盤を入手してみた。これは低域はやや緩いものの周波数特性上のバランスはよく、全体の解像感もAnaloge Productionsに劣らない。このディスクを基準に聴いていこうと思う。