ORBITA社の自動巻時計巻き上げ機、SPARTA OPENを購入した。
俗に振り子式と呼ばれるタイプで、10分または15分に一度180度以上回転させ、あとは片寄って付けられた重りの関係で、時計回り反時計回りと振り子運動をしばらく続けて止まるという方式。四六時中モーターを回さないので、単一乾電池二個で一年以上動作するという。
ホームページに各社の時計の主要モデルについて、巻き上げ方向、フル巻き上げの回数のデータベースがある。これだけ見ても製品を信頼したくなる。メーカーの思うつぼである。
もの自体は必要最小限の仕上げで良くいえば合理的。
振り子の動きはベアリングが効果的に使われているのだろう、大変にスムース。試しに時計を取り付けて手で動かしてみると、巻き上げ方向に動く時にギリギリと巻き上げの音がよく聞こえる。手に持って回転させると、巻き上き方向はよくわからなかったものが、こうして試すと非常によくわかるのが意外。振り子の動きということで、短い周期で反転するため、差が聞き取りやすいのかも知れない。
