アルトワークス

アルトワークス
アルトワークス5MTをレンタルし、奥日光、那須を走った。
クラッチの軽さは160と同程度。アクセルは、踏んでも直ぐには回転は上がらず、クラッチミートまで待つ必要がある。走り出してからもアクセルを踏んでから回転が上がるのにいつも一呼吸ある。一旦回り始めると猛然と回転が上がっていく。何故かエンブレが弱く感じる。
ペダル表面が金属で適度に滑りやすく、ヒールアンドトゥがしやすい。シフトは柔らかく軽快。特に3>2が入れやすい。1速から5速までの減速比の組み合わせが絶妙で、制限速度内のどの速度域でも気持ち良く扱える。
街乗りでパワー不足は感じないが、反応の悪さもあって常にもっさりした印象。
9万キロ近く走った個体のためか、脚はガタガタで、道路の継ぎ目で悲鳴を上げる。高速のレーンチェンジは怖くはないが、慣れないFFの特性で動きに違和感がある。一方、峠では吸い付くようによく曲がる。
ハンドル径と角度で、トラックを運転しているような気分になる。峠では何故こんなに大きいハンドルを懸命に回さないといけないのかと馬鹿馬鹿しくなる。
見切りは驚くほど良い。また、運転席でドライビングシューズを履き替えられるほど空間が広い。
総じて元気なエンジンの乗用車と感じた。トランスミッションの仕上がりの良さでエンジンの印象まで良くなっているのは間違いない。