市川にある元は家系のラーメン店。ラーメンを食べた。
スープは家系というよりラーメンショップ系といったらいいか、どこか人懐こい甘さを感じさせるもの。背脂も浮くが過剰さはなくエキス分とのバランスは程よい。特製鳥脂が繊細な奥行きを出しているのか最後まで飽きさせない。カウンターにはニンニク、豆板醤と共に下ろし生姜が並ぶ。
麺は中太ストレートで角が取れてというより断面はもう円形に近い状態のもの。麺固めを頼むと腰がしっかりとあり、なかなか食べ応えがある。大盛りは満足度が高そう。
店のインテリアは一般人に受けそうな今時のものではあるが、ラーメン自体は地に足の着いた堅実な仕上がり。しっかりしたベースの上で幾つかの工夫が上滑りする事なく成果を上げているように思う。
休日の15時過ぎに30歳前後の男性の一人客が入れ替わり次々やってきて素早く券売機を操作している。地元の常連客に愛される店のようだ。
