DG-48 スピーカー位置と聴取位置

スピーカーはスクリーンの関係でこれ以上前には出せないので後ろに150mmまで段階的に動かして特性を見る。裸特性と自動補正後の特性とを比べることにした。DG-48導入前は裸特性の良い位置を探したが、補正が可能なら裸特性が悪くても問題ないかも知れない。
結果は前と同じ。問題の40Hz、裸特性の値(-19dB)は変化しない。補正後も2dBの範囲で上下するだけ。そして以前の位置が一番ましだった。
一方、聴取位置は補正値の変化がより大きい。やはり裸特性は変化をしないが、最初-15.5dBまでしか補正できなかったものが、聴取位置をスピーカーに30cm近付けると-4.5dBまで改善する。
この聴取位置はスピーカー間165cmに対してスピーカーから耳までが175cmとなる。数字だけみると良さそうだが、実際聴いてみるとスピーカー後方への音場展開が乏しく平面的に感じられるという問題がある。なかなか上手くいかないものだ。