デジタルフォトビューア

DPF-X1000
SONYデジタルフォトフレーム DPF-X1000を購入した。29,000円。
撮りためたスナップ写真がハードディスク内で死蔵されていることが徐々に気になってきた。フォトビューアには以前から興味はあったのだが、視界に入った時に消えているのでは邪魔な箱なだけだし、常時通電しておく勇気はない。曜日ごとに一時間単位で電源のオンオフを設定できるタイマー機能が搭載されていることを知り、購入することにした。留守にする平日の昼間や寝ている間のみオフにしておき、フォトビューアが視界に入りそうな時間は全てオンにしておく。
プレゼント用途を想定しているのか通常では考えられないような立派な内箱に収まっている。ACアダプターは外付け。L型ACプラグ一体型メガネタイプインレットプラグを使ってコンセントにACプラグを見た目直付けしてみた。両面とも文字が一杯で醜く、例えばMacのACアダプターと比べて全くデザインされていない。
本体のデザインは写真立てを模している。全周にあるシルバーメタリック塗装と前面のアクリルの黒光り具合が電子写真立てとして王道なイメージを狙っているようだ。立てるために重い金属棒をねじ込む設えなどは思わずニヤリとしてしまう演出だ。
画質は不満。各種の画質補正のオンオフも試してみたが基本的に悪いようだ。密度感に乏しくざらつく。正確な絵を見せるつもりは最初からないのか保護面自体も艶があって、何といえばいいか画像とフレーム全体を景色として見る、というコンセプトなのかも知れない。
ワイド画面で、画像の画角と合わず、動きのないスライドショーだと両横が常に黒くなるのが気になる。全画面(拡大)表示もできるが、そうすると上下が切れるので、画像によっては頭など切れて変な状態になる。一般的な3:4または4:5にしてもらえると嬉しいが、パネルのコストの関係でそうはならないのだろう。3画像ずつ表示するスライドショーは全画面モードでは画像は正方形に切り取られるのでこれが意外にも一番ワイドを活かせるようだ。
総じて画質以外は満足。有機ELパネルのモデルがあればぜひ欲しい。