オラソニックのCDトランスポートを購入した。
画像で見るより安っぽい。Goldmundの筐体の白さをイメージしていたが、流石にそんなことはなかった。ただACアダプターとケーブルも白色にするなど、デザインへの配慮には感心した。ACアダプターの極性に関して取説で言及されているのも良い。
スロットインの動作は一般的で、高級感にはほど遠い。CDの読み取りは動作音を聞く限り間欠式のようだ。
職場でのヘッドフォン用の機器として購入したのだが、音質重視の同社の姿勢からきっちりとメインシステムでも音質評価をしてみたいと思った。
電源を入れたまま放置すると、タイムアウトで電源がオフになる。本格オーディオで定石の常時通電はできない。イルンゴのボードに設置。PADのエンハンサーやMonitor Audioのデトックスディスクをリピート再生し、一週間エージングをさせて試聴。
ダイナミクス、音色のコントラスト、最低域までのリニアリティなど、Eidos38と比べられるものではなかった。耳新しい表現がないのは残念だった。
なお、通電一日程度では、音の外形がくっきりして中身が虚ろな印象だった。一昨年BDプレーヤーを立て続けに3台試聴したときの音を思い出した。ある程度のエージングでそのような印象はなくなった。