オーグラインのオーディオ用LANケーブルを購入した。0.5mで54,600円。11万円のケーブルと思っていたが、それは1mの価格で50cm単位で価格の増減がある。HS-Linkケーブルとして試用する。
オーグライン独自の金銀プラチナ合金を導体やシールドに使っているという。シースの中はスカスカで、中の芯線が手で探れる。堅く、ある程度の曲げ癖が付く。端子とケーブルの間は丁寧なテーパーでガードされて作りが良い。
取説にある通り100時間のエージングを経て試聴した。全域で緩みがない。低域は心なしかマッシヴ。高域にわずかな華やかさ、エッジが立ったようなハイライトがある。SAEC と同傾向だが、オーグラインを聴くと SAEC の方は低域にわずかながら何やらプヨンとしたキャラクターを感じる。
これまで7種のオーディオ用LANケーブルをHS-Linkケーブルとして試用してみたが、どれも一長一短でその差も大きくないことがわかった。DENON だけが飛び抜けて個性的で、後は強いて言えば Accuphase が少し表現力に乏しいように感じた。
