PVMの導入

PVM-1741
SONY PVM-1741を購入した。17インチの業務用有機ELモニタで、リファレンスグレードであるBVMの選別から落ちたパネルが使われているという。

この7〜8年はプロジェクターのみで映像を見ているが、それ以前はプロジェクターとブラウン管式のPVMを併用していた時期が長かった。アナログ放送時代、PVMは放送のカラーバーを利用して正確に色調整を行うことができ、それを基準にプロジェクターの調整も行っていた。また、当時使っていたプロジェクターの質が悪く、映像の奥行き表現に不満で、画質を取るか画面の大きさを取るか、ソースの内容によって使い分けをしていた。

放送もデジタルとなり、プロジェクターだけで満足のつもりでいたところ、XEL-1で有機ELの画質に衝撃を受け、以来、フルHD有機ELテレビの発売を心待ちにしていた。ソニーが民生品から撤退して落胆していたところ、BVMが発表され、ほどなく安価なPVMも追加されていつかは必ず手に入れることになるだろうと思っていた。
筐体デザインは遊びがなく、目にしただけで気持ちが引き締まる。ただし造りに関してはリアパネルなど文字通りベコベコでオーディオルームにむき出しで置くと共振するのではと憚られるほど。また、スタンバイでもスイッチング電源由来と思われる8〜10kHzのノイズを盛大に出してくるなど、如何にも自分のことしか考えないプロ機らしさがある。