フレイムドRC

kohorogi2005-02-06
エイス・ナーヴ社のフレイムドRCを購入した。RCとはレスポンス・コントローラーの略とのこと。
この会社、旧エコーチューン社の製品群を引き継いでいるようにみえる。フレイムドRCは以前はなかったタイプで、シームRCの効果をより高めたものという。
作りは木枠(フレイムド?)の中の空間に吸音材が入り、手前の面だけアルミホイルのような質感の例の反射材が入っているというもの。コンパクトで軽く扱いやすい。
正面左右コーナーに設置した。右はラック、左は高さ60cmの本棚の上に置く形だ。
コーナーチューンやエコーチューンが座布団のようで壁面に取り付けると違和感があるのに対してこれは箱型で見た目も悪くない。
以前、エコーチューンを色々な場所に置いて音の変化を試したことがあったので、あまり期待をしていなかったが、想像以上に変化が少なくがっかり。コーナー部は低音が籠もっているのだが、有り無しで気のせい程度の差があるのみ。聴取位置では一聴差がわからない有り様だ。
スピーカー背後の壁にスツールを使って適当な高さに設置してみても大差なし。やはりピンポイント的な処理では効かないようだ。
正面壁の天井部には100mmほどの段差があるので、その段差の部分に頭を合わせるように設置すると見栄え的にも効果的にも良さそうな気がしている。いずれにしてもコーナーの処理はしないといけないので、とりあえず使ってみることにする。
と、
早速上記の場所に吊ったところ音が一変した。
低域はすっきりとし、動きが見えてくる。もやもや、わんわんという邪魔なノイズ感が減って生き生きとしてきたようだ。期待以上の大きな変化といえると思う。設置の違いは表面の反射面を指定通りの向きにしたこと。つまり、ラックの関係で表面を左右壁面と平行にしていたのを、吊る時に正面壁と平行にした。この違いが大きくものをいったようだ。同様の向きはスピーカー背後でも試したが、その時は効かなかった。コーナーでなかったためかも知れない。
さっそく前言撤回、やはりピンポイントで効く場所はあったようだ。