スピーカー間隔と振り角

チャイコフスキー : 交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

チャイコフスキー : 交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

スピーカー間隔を部屋の幅の1/3である2060mm丁度に合わせてみた。以前試した時は1/3云々よりも前面壁の反射が気になって即刻断念。今回はQRDがあるので、前壁の問題より1/3の何等かのメリットが出るのではと考えた。一聴、生気が無くなったような薄く不確かな感じがしたが、気のせい若しくは床とスパイク受けJ1との馴染みの影響かと思い、そのまま放置した。
二日後に確認すると、第一印象と変わらず、もうひとつしっくりこなかった。正面壁がQRDで不均一になっているせいかも知れない。すぐに100mm狭め元の1960mmに戻してみた。変化は予想以上に大きく、低音の密度感がにわかに高まった。中間の50mmを試すと、この段階でもう薄くなる。今の状況では間隔は低域に相当影響しているようだ。
1960mmにして、振り角を調整し、交点を聴取位置のやや前にすると、更にねっとりとした濃密さが出てきた。音源の特徴から、この程度が適当と判断して、またしばらく聴いてみることに決めた。
今回はアブフューザーの位置は固定していたので、位置を変えて変化をみる必要がありそうだ。