フライングモールのパワーアンプDAD-M100proHTを久しぶりに繋いでみた。昨年9月以来だ。当時は引っ越し直後でシステムはほとんど置いただけの状態だったので、この数カ月の調音の変化がよくわかった。
QRDのディフラクタルの影響からか、ほのかに声や楽器に潤いというか音楽的な香りが付いてくる。Jeffでは表情過多で深情け気味に感じたのに比べ、適度にさっぱりして聴きやすい。
もう少し踏み込んだ表現、音の裏にある感情の襞を描き出すというようなことはできず、表面的になるのは相変わらず。
低音の量が少なく、バランス的にはこちらのようが良いくらいである。しかしやはり駆動力は足りず、中高域とは異なりずいぶんだらしのない低音になってしまう。