多摩川サイクリングロード

多摩川河口付近
以前から走ってみたかった多摩川サイクリングロードを走った。右岸0kmから走り出し、多摩川原橋で左岸に渡り、羽村まで55kmほどの行程。
河口部は海鳥の観測地として有名なのか多くの人がカメラや望遠鏡を構えている。対岸には羽田空港、広々として気持ちが良い。そして唐突にCRが始まる。蟹の死骸がCR上にあるのも印象的。
下流は断続的に舗装が途切れてかなり走りづらかった。そのためかロード乗りは皆無。川面が見えるが、典型的な工業地帯の汚れた川で怪しげな泡もある。ただし釣り人も多く一種の情緒が感じられる。
中流は道が良く川原も広く見渡せて走りやすい。上流は所々未舗装な部分や民家の庭先のような所を走ったりして、落ち着かない。鮎釣りの人が多く、流石にここまでくると渓流の香りもする。
多摩川サイクリングロードは全域で幾つもの自治体が分割管理しているようで、ひとつの川にも関わらず、全く別のサイクリングロードが繋がっているような印象だった。川自体の変化も大きく、走っていて変化に富んでいるが、長く定速で走り続けるサイクリングロード独特の楽しさというものは乏しいように感じた。