カサブランカのブレスレット

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背広を着る時にはフランクのカサブランカのストラップをカーフからクロコに替えていたが、ジラールペルゴ1999を入手してからよりカジュアルなカサブランカの出番はなくなってしまった。
また、先日のセルジオ・メンデスのライブで近くの席の白人がカサブランカのブレス仕様をさらりと着けていたのが印象的だった。
というわけで、2004年10月以来久しぶりにカサブランカにブレスを付けてみようと思い立った。
取り付けは普通の時計と違って正面側からバネ棒を差し入れることになる。以前、交換にてこずってラグやブレスに傷を付けてしまったことがあった。オーバーホール時の磨きでその時の傷は消えたので新たな傷は付けたくない。ラグの角にセロテープを張り付け、注意深く時間を掛けて装着した。肉眼では傷は確認出来ないようなのでまあ一安心。やはり頻繁には行いたくない作業だ。
3年以上ぶりのブレスは適度な重さで腕にしっくりと馴染んで快い。ふっくらとしたガラス面からブレスへと滑らかに躍動的につながる部分がストラップにはない上品さを醸し出している。新鮮な気持ちで時計に向き合えることが何よりも嬉しい。