新居

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新居での第一声、20枚ほど立て続けに掛けてみた。先頃亡くなったエスビヨルン・スベンソンがセンシティブなピアノを付けたリーナ・ニーバーグの心にすっと入り込むヴォーカルや、トスカニーニの振ったヴェルディ/レクイエムのちょっとおかしいんじゃないかと思うほどのウルトラハイテンションに落涙する。
にわかに出来るだけ長生きして良い音楽を一曲でも多く聴きたいなどと思ってしまう。
トランスポートとパワーアンプが修理中で、無表情なSONY SCD-1とモグラの小さいアンプを使った仮の音出しであって、早急な判断はしないようにしたい。と思いつつも、以前モグラで聴いた時にきびきびと良く鳴っていたポップスがいまいち冴えないのと、ドロンとした低域は8SPの方が酷かったのにモグラでもかなりの問題を感じる等々、不安点がいくつも噴出する。
ただ、防音に関しては建物の外側へは十分。特に漏れやすい低周波領域は近くの首都高の音に都合よくかき消されるようだ。居室側へは想定した範囲内。オーディオルームと同じ階に水回りを集めたのと、妻の書斎をオーディオルームから一番離れた位置に作ったのでクレームは出ないのではないか。
その他は強音時の歪みが気になる。原因は分からないがザリザリと再生音に載る音、そして部屋の造作のどこかがビリビリと悲鳴を上げている。止めてあるロスナイがスイッチング電源だからか何やら電子音を発しているのも不快。
とりあえず端子のクリーニングもせずに組み上げたので、徐々に整えていってみたい。