2002年9月に Goldmund 20ME を購入してから初のヴァージョンアップサービスの案内があった。連絡は春にもらったのだが、引っ越しをして最近やっと落ち着いてきたということで試聴機を借りることにした。DACモジュールの Alize 4 が Alize 6 へと交換されるという。例によって詳細は不明なもののクロック周りも新しくなるようだ。
電源ケーブルとラインケーブルは同一。プリの入力切替で現用の Alize 4 版と Alize 6 版とを比べる。デジタルケーブルは片方は常用している NBS MONITOR 0 AES/EBU 。もう一方は STEREOVOX HDXV SPDIF 。この2本のケーブルは音質が酷似していて同一DACに両方つないで比べても自分にはほんの小さな差しかわからなかったものだ。途中念のためデジタルケーブルの交換も行ってみた。
6年間のデジタル関連技術の進歩は少なくなかったはずだが、結果は広がりと勢い（テンション）が2%程度向上か？といったところ。ただし悪くなったところは特にない。CDの他に96/24のDVDの音質も比べてみたが同じ。以前から96/24がやや刺々しく聴こえるのはDACのせいではないかと疑っていたが、送り出しのトランポが問題かも知れないことがわかった。
ヴァージョンアップ料金は税込み168万円。効果の程を考えて残念ながら見送ることにした。
