Stereovox XV-Ultra

Stereovox XV-Ultra
デジタルケーブル Stereovox XV-Ultra を購入した。米 Cable Company で1m2本703ドル。内送料は38ドル。夏に発売されたと思っていたら、秋には代理店が Stereovox の取り扱いをやめてしまい買い損ねた。
同社の HDXV を昨年からメインで使っている。後継の XV2 も試したが差がわからず、更にマイナーチェンジしたという XV-Ultra が気になっていた。HDXV は長く愛用した NBS Monitor 0 AES/EBU とほとんど差がなく気に入っていたのでこの方向で進化があれば知りたいという考えと、そうそうこれ以上はあり得ないだろうと半信半疑であった。
基本構造は HDXV から変化はないようで、XV-Ultra では線材やBNCコネクタ、BNC-RCA変換アダプタをクライオ処理。そして以前はジャケットといえるような代物はなかったのが、インナージャケットにカーボン、アウタージャケットにメッシュ素材のものを纏っているという。また接続方向表示が見当たらないのは気になる変化だ。音には関係ないところでは、箱が更にゴージャスになり、化粧箱といっていいような洒落たものになっている。マグネットでパチッと蓋ができて小気味よいがオーディオ的に磁石はないだろう。
数時間のエージングでとりあえず試聴。やはり HDXV との差がわからない。ジャケットによる手厚い電磁的機械的シールド効果は自家の環境では認識できないようだ。
一週間ほどで再び比較。目立った変化はないが、気のせいか HDXV の方が音量が大きく聴こえる時がある。張り詰めたような表現でテンションが高い。XV-Ultra でも同傾向だが紙一重余裕のある印象。どちらが良いのか判断は難しい。なお XV-Ultra の接続方向による音質差は特に感じられなかった。