セブン160の走り

購入一年で約11,000km走った。セブン160はどんな車かと聞かれたら、走っていて眠くならない車、と答えるだろう。常に緊張を強いられるので、眠くはならないが、疲労で気が遠くなる瞬間はあるかも知れない。
加速は鈍い。峠を攻める趣味もない。緊張というのは、普通に走っていても、ハンドル操作の些細な失策でどこに飛んでいくかわからないのと、サスの特徴なのかコーナーで簡単にリアが跳ねるのに備えるというのが主となる。どちらも現代的に躾られた車ではありえないのだろうが、それがセブン160を運転する愉しさに繋がっている。
もうひとつ、安全装備が乏しく、ぶつけられたら終わりなため、周りの車の挙動を常に先読みし続ける必要があることも気疲れする。小さく低く目立たないので、走り方で存在をアピールすることを常に考えるようになった。