普通車セブン

タイムズレンタカー有楽町でケータハムを1時間レンタルした。2,600円+皇居を2周してガス代が300円余り。

店員に聞いても、仕様についてはよくわからないという。6速。車検証には1,800cc、530kgとあるので、1.8Kスーパースポーツだろうか。ローバーKシリーズエンジンで、ネットの個人ページに140PSという情報がある。走行距離は約5万キロ。

160と最も異なるのはリアサスだろうが、確かにどっしりして安定感がある。振り回しても応えてくれそう。ただし、何だかよく見えない。ドディオンの限界は遠くにあって、街中で少し走ったくらいでは、どんな挙動をするのかよく見えないのだろう。慣れているせいか、160のしょぼいサスの方がわかりやすく、車任せにしない(できない)感じが強いので、危うい面白さはあると感じた。

シフトは柔らかく操作しやすいが、160のゴリゴリに堅いシフトに慣れ切っているので拍子抜けする。ギア構成の良さについては、街中で3速までしか使えなかったため、正直よくわからなかった。

太くグリップの良いタイヤにも関わらず、乗り心地が良いことには驚いた。エンジン音、というよりマフラーからの音が荒々しく躍動的。一方で繊細さや精密さは感じない。具体的にはアクセル踏み始めの音と、少し踏み足したときの唐突な爆音の差が大きく、いい加減だなぁ、と思う。ただしそれは、音の割りにパワーが出ないことも合わせて個体の特徴かも知れない。不思議なもので、乗り方もそれに合ったものに自然になってくるようだ。そのため、眼前のダッシュパネルやウインドウ越しに見える景色はほとんど同じなのに、全く別な車に乗っている気持ちになってしまうのが興味深い。