アバルト124をレンタルし、磐梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レイクライン、西吾妻スカイバレー、只見川沿いの国道252号線などを、1,000km程走った。
マツダロードスターNDベースで、より小さい1.4Lフィアット製ターボエンジンから、ベース車を上回る170PSのパワーを出す。最大トルク2,500rpm、最大出力5,500rpmと、高回転型ではない。セブン160とパワーウエイトレシオは同等で、価格もほぼ同じ。
街で見掛けると、低回転時のエンジン音が不服そうで、ターボ車然として面白そうと思っていたが、運転席では静音設計が効いてエンジン音そのものがあまり聞こえず、回転を上げれば多少野太い音にはなるものの、変な癖もなく優等生だった。
真夏でもエアコンがよく効いて運転が快適。
ただ、総走行距離55,000km程で、既に脚がへたっているように感じた。以前NCをレンタルしたときに、脚がガタガタで、それは10万km近くも走っていたためと思っていたが、今回その時と全く同じ印象を持った。
燃費は、3回給油して、終始エアコンを使っていても13km/L前後。
発進の度に、何故か車の重さを感じてしまうのがわからない。2,500rpmの最大トルクは、急激に立ち上がるということだろうか。
乗り始めは車がとても大きいと感じたものの、前を走っている平均的な車とほぼ同じなので、同じ走り方をすれば、運転しやすいことに気付いた。
セブン160より、車幅があって、タイヤも太いが、コーナーでの踏ん張りは意外にもあまり変わらないように感じた。同じFRでも走らせ方（適当な荷重の掛け方）が異なるのかも知れない。
外観デザインが面白い。NDが、前は不機嫌顔、後ろは不思議顔なのに対して、ぜひ操ってくれとばかりに、フランクに前向きな信号を発してくる印象。もちろん、個人の感想なので人によって違うかも知れないが、見事な対比だと感じた。
