クーラント漏れ

丸一日走った翌日、掃除をしていると、地面に染みが少しだけあった。念のためエンジンルームを覗いてみると、クーラントのリザーバータンクが空になっていた。
走行中は特に異変は感じず、警告灯も出ていなかったように思う。車の下を覗き込むと、エンジン脇の円筒形のパーツの底に滴が見え、指に着けると濃い緑色をしていた。クーラントが煮詰まったものだろう。調べるとそのパーツはオイルクーラーで、水冷式なのでクーラントが供給されている。徐々に漏れて熱で蒸発したのだろう。
ディーラーの整備工場に持ち込んで調べてもらうと、オイルクーラーではなくウォーターポンプが原因という。オイルクーラーには漏れたクーラントが回り込んでいたということか。
ウォーターポンプはスズキ製ということで1万円台とさほど高くはないが、交換はエキマニを外すなど大掛かりな作業となり、工賃は部品代の何倍も掛かった。
漏れに気付いた前日は、高ボッチ高原へ向かう道で、深い轍によって飛び出したマンホールに腹打ちをしていて、もしかして腹ではなく、エンジン部をやってしまったのではないかと思っていた。ウォーターポンプからのクーラント漏れは、内部パーツの損傷ということだった。なお、スズキでは10万キロごとのウォーターポンプ交換を推奨しているようだ。