ギア比と軽量フライホイール

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セブン160のギア比は1速は大き過ぎ。2速も大きく3速と開き過ぎている。
2速のギア比で発進には十分なのだが、自分はシフトチェンジをより楽しむために1速も使っている。ただ、ギア比が大き過ぎて車を滑らかに動かすにかなりの集中力が必要で、油断するとガクガクさせてしまう。
1速のギア比をかなり小さく、2速を少し小さくできればちょうど良いのにと常々思っていた。
今回の軽量フライホイール化で、意外にもそれに近い変化があった。
想像するに、発進時は低回転で慣性が乏しいため、ギア比がかなり小さくなったように錯覚する。2速は車が動き出してすぐにシフトチェンジしてパワーバンドを外れた3,400rpm以下に落ちるため、やはり慣性の少なさを感じる。ただし1速よりも回転が上がっているためその度合いは小さいので、ギア比はやや小さくなったと錯覚する。3速より上は、十分に回転を上げてのシフトチェンジでパワーバンド内のため、ギア比は以前と変わらない印象となる。
総じて、前述の「1速をかなり小さく、2速を少し小さく」がエミュレートされる。車の動きも滑らかになり、繋がり良くシフトチェンジできる。思わぬところに軽量フライホイールのメリットが現れた。