BMW M3 E92

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BMW M3 E92 @月夜見第二駐車場

BMW M3 E92 6MT をレンタルした。1,630kg 4L 420PS 。V8エンジンは8,300rpmで最大出力、3,900rpmで40.8kgf・mの最大トルクと高回転型でパワーバンドも広い。
セブン160の3倍重く、5倍パワフルという対照的なスポーツカーだ。パワーウエイトレシオは1.6倍。
都心から奥多摩まで260km程走った。2008年式と少々古いが走行距離は4万kmそこそこで、整備が良いのか全体にシャンとしている。クラッチは決して重くははなく軽自動車のセブン160と同程度。ブレーキの倍力具合は静止直前でも違和感無し。アクセルの反応も良くブリッピングはもたつかない。要するに上質な車だろう。ただ、シートだけは自分には合わなかったようで、座面と背もたれ、ランバーサポートを何度調整しても、腰の痛みが徐々に酷くなっていった。
下から太いトルクのせいか発進時に車の重さは感じられない。一方、峠道で右や左に車を振ると横方向の動きに車の重さは感じる。それも物量で収められるのか、太いタイヤと出来の良いサスやボディでどっしり安定して曲がっていける。例えば都民の森から少し下りたコーナーで160のタイヤが簡単に悲鳴を上げた速度でも、路面にピタリと吸い付いて余裕綽々だ。
窓を閉めると静かで、V8の音はゴロゴロと猫が喉を鳴らすよう。4000、5000と回しても滑らかにリニアに音が大きくなるのみ。峠道で振り回して愉しむよりも、同じ道を1500~2000でゆっくり流した方がパワーの余裕を感じられて走って気持ち良い。
ほとんど3000以下で燃費は6.1km/L。この日は外気温表示が40℃の時もありエアコンの影響もあったように思う。