Wilson benesch@IAS2005

Wilson beneschは例年と同じくAyreで鳴らされていた。人が多くて、椅子に座るどころか通路から近寄ることもできなかったが、通りすがりに聴いただけで、やはりそれとわかる個性を認めることができた。
耳にやさしい穏やかな音で、独特な清涼感がある。聴き手に寄り添うような人懐っこい音のようにも思える。
ふだん自分のシステムを聴いていて、特に考えていなかったことが、こういったショウの音を聴くことで急に意識に上ることが興味深かった。