今年のインターナショナルオーディオショウは密閉式のスピーカーが多く目に付いた。
YGはツイーターをシルクドームに変えたそう。にも関わらず相変わらずビシッとした音。一聴して現代最高峰のスピーカーだと思わせる感じといったら皮肉に聞こえるだろうか。アクティブウーファーのアンプ部が前夜に届いたとのことで、低域はもうひとつ魂の入らない感じがした。
オーディオマッシーナは満員でちらりと聴いたのみ。ステラのブースは例年通り3部屋並びで、隣から聴いた印象。音離れが良く、生き生きとした鳴り方。スタイリングは異星人感ありで人間と暮らすのは無理な感じがした。
ティールはもう何年も前から目にしている気がする頭の丸いCS3.7。実はまだ調整中で製品版を出荷していないというのが今どき好感が持てる。よく躾けられたパッシブラジエータに不自然さはない。同軸の中高域ユニットは流石に定位良く、音色も上から下まで揃っているようだ。スタイリングは地蔵を連想させ、どうにも引っ掛かるものがあった。