利根川サイクリングロード


利根川サイクリングロードを銚子から取手まで走った。
銚子駅まで輪行し、下総豊里駅を越えた16km付近までは一般道を走り、そこから右岸サイクリングロードに入る。利根川大橋で左岸に渡り、取手の大利根橋までの約85km。
銚子の一般道は道幅が狭く、路肩付近がひどく荒れていた。交通量もそこそこで、トラックなどの大型車が多くかなり走りにくかった。
サイクリングロードは河川敷や川面を見渡せる高さにあり、途中、河内町のニッソーカントリークラブを過ぎた辺りで、数百メートルほど未舗装になる以外は良く整備されている。2〜3m下に平行して車道があり、交通量も少ないので、サイクリングロードに入り込もうとする車はない。車止めも最小限で走りだけ考えると最高だ。
下流部の50kmほどは川、そして近隣の田圃や住宅の様子が驚くほど変わらなかった。延々と同じような風景が続き、さすがに退屈に感じた。
真夏ということもあるのか、この区間通して自転車は3〜4台しか会わなかった。一台のみヘルメットを着けたクロス乗りで、あとは地元のママチャリ。恐ろしく人気のないサイクリングロードだった。それでも沿道にはサイクリスト相手と思しき自動販売機がポツポツとあるので、ハイシーズンには賑わうのだろうか。
途中の見所といえば、成田付近だろうか、河川敷で牛を放牧しているのが面白かった。草を食むもの、昼寝するもの、じっと佇むもの、それぞれが思い思いにのんびりとしている。川に入り込んで水浴びするものもいる。今まで牛に親しむ機会は皆無だったが、そんな牛たちを何故か可愛いと思ってしまった。サイクリングロードを横断するためか道が泥まみれなのはまいったけれども。
今回はずっと軽い追い風か横風で、全体の7割をトップエンドのギアで走ることができた。暑さと日差しのせいで途中ばててしまい、何だか我慢比べのようになってしまったが。このサイクリングロードは小径折り畳み車でポタるよりも、ロードで高速移動する方が圧倒的に楽しそうに思えた。