クランピングスクリュー

SCSS-M8×30-CE
Goldmund MM Rack のスパイク受けを探している。とりあえず手持ちの J1 スパイク受けで音質的には問題ないと思っているが、小さく厚いので見た目のバランスがもうひとつ。サイレントマウントは良さそうに感じたが実物を確認すると面取りし過ぎの柔和な外観であり、Goldmund や BDRボードの硬質なテイストには合わない。
以前から使っている Mimesis Rack には Goldmund のスパイク受けを使っている。肉厚のステンレスの裏にコルクシートが貼られた重厚なもので、販売終了からかなりの時間が経って入手は難しい。
現行モデルでは MM Carbon Base というドライカーボンの受け部にステンレスのベースを組み合わせた製品が出ているが、機器用に設計されたものなのか、耐荷重は1つ辺り10kgとラックには使えそうもない。更に調べると元々は耐荷重20kgとしていたのがその後10kgと変更されたようで、スパイクの先端が鋭いとドライカーボンに食い込んでしまうためにそういうことになったようだ。ご丁寧に耐荷重を超えると凹むものの使えないことはないというような記述もある。
スパイクの先端が丸くなっているものを使えば、MM Carbon Base も行けるかも知れない。探すと、クランピングスクリューというネジの一種が使えそうなことがわかった。頭部にボール状の部材が仕込まれている。MM Carbon Base のスパイク受け部の開度は160°と広く ボール径4mm との組合せは悪くないだろう。ボールの材質はステンレス、真鍮、セラミックと3種ある。中でセラミックは音的にも面白そうだ。これを入手することにした。ステンレスが1本300円のところ1,260円と意外に高価。セラミックはアルミナということだが加工に手が掛かるのだろうか。