エアコン

MSZ-ZW560S
三菱電機のエアコン MSZ-ZW560S を購入した。
前の住居から持ってきた5年前の4.0kWのエアコンをリビングダイニングで使っていた。建物のコンクリートの乾燥が進んだからか年々室内が暑くなってきたのと今年の猛暑でついに力不足となった。あまりに暑いので7.1kWにしたかったのだが隠蔽配管のため、交換可能な機種が大きく制限されることになった。
配管径が同じ中では最大の5.6kW、排気管が付けられないので換気機能自体がないもの、その排気管がなくても使える自動掃除機能があり、また左右の風向調整がリモコンで行えることなど調べると三菱電機のものしか選べなかった。
外観デザインは前面が丸く大きく出っ張り美しくない。パネル中央の情報表示部は唐突で頭が悪そう。
使用感としては以下。
上下フラップが左右別々に動かせるのは楽しいが、一緒に動かすとほんの少しずれてしまい精度の悪さが露見してしまう。
ムーブアイという人感センサーは優秀で、部屋の隅の冷蔵庫の熱も検知する。風あてと風よけを選べるものの冷蔵庫には当てずに人に当てるという芸当はできない。それ以前にエアコン直下のダイニングテーブルに居ると、フラップの可動範囲外となって風が届かない。
運転停止後の自動清掃機能の中で暖房を掛けて装置内を乾燥させるので停止後に室温が上昇する。強制終了機能はないので入り切りを繰り返すという使い方ができない。
細かい仕様では、湿度を指定しなければならないのが気持ち悪い。この時期に冷房を使うと30%台になる時もあるはずなのにほぼ指定どおりの湿度を維持する。推奨は60%と取説にあるが根拠は未記載。加湿と除湿を組み合わせているのだろう。湿度指定を外すには設定メニューに入って体感温度調整を解除する必要があり、頻繁に切り替える使い方はできない。
個人的には上下左右風向を頻繁に操作するので、人感センサー利用の方針は賛成。ただ現時点ではまだどうしても手動の方が思い通りになる。ここから先は戯言になるが、風向や風量はサイクリックなボタンでなく、ダイレクトに指示できるようなリモコンが欲しい。それだけでボタンが10〜20個増えるのだが。まあ、あまり拘らずにエアコン任せにして使うというのが本来のあり方だろうしそれが一番いいと思う。