ヘッドホン SONY MDR-Z1000 のエージングを進めている。
愛聴盤を次々と切り替え、200時間を越えた辺りから音がまともになってきた。付帯音が気にならなくなり、f特や音色が整ってきた。一方で音数や音量のリニアリティはまだまだ不満。低周波領域の欠落も気になる。未だカナル型のイヤフォン Ultimate Ears 10pro の方が総合的に音が良いといえると思う。
Z1000 は耳と振動板の距離が遠いためか空間の広がりがより豊かに感じられる。結果として聴取態度としては、求心的、没入的でなく、俯瞰的にニュートラルに音を観ることができる。大きいイヤーパッドの圧迫感からは逃れられないが、不思議に楽々と余裕をもって音楽に接することができるというのは良いかも知れない。
