PS Audio Ultimate Outlet

Ultimate Outlet
2002年より常用し、引っ越し後は繋げずにいた電源コンディショナー PS Audio Ultimate Outlet Standard を試してみた。
定位置であるトランポ(Goldmund Eidos38)に接続。Ultimate Outlet のコンセントは壁コンと同じ PAD L2 に購入時から交換してある。
丸一日通電して試聴する。やや間接的になるものの見通し良く奥行きが深くなる。蛇口全開でどこか危なげだったのが落ち着いて余裕が出てくる感じ。その為かヴァイオリンの表現に、より意識を集中できる。変化の印象は以前と変わらないが、現時点では表現が間接的になるのがマイナスに感じる。
Ultimate Outlet にはヒューズがあったことを思い出し、トランポとDACに使用して印象の良かった試聴屋ヒューズに交換することにした。10日ほどプロジェクターに繋いでエージングを待って再試聴。
一転 Eidos38 では全く差が聴き取れない。続いて他の機器。
Accuphase DG-48 では音量が上がり、押し出しが強くなり、音がもうひと伸びする。Accuphase のイメージをはみ出す感じ。
Goldmund 20ME でも音量が上がり、キリッとした堅さが出る。一方やや作為的な感じもする。
Accuphase DP-100 では元々少しおっさん臭いというか鈍重生硬だったのが、可愛らしく人懐こい音に変化。以前より華やかさも加わってよりニュートラルになる。
中では DP-100 が間違いない方向の変化で好ましい。DG-48 はより動的積極的で面白いと思う反面、これで本当に大丈夫かなぁとも思う。DP-100 のみ、あるいは同時に繋げる方針で継続検討したい。