としおか

べんてん出身の店主が切り盛りするラーメン店。平日の13:30に6人待ち。店の一隅に製麺室が設えてある。大鍋で麺を泳がせ、浅い笊で上げる。何人分かをまとめて、そして茹で時間も長いので、行列店にも関わらず、ビールがあり、それを頼んで待つ客も多いようだ。メンマラーメンを食べた。
麺はつるつるともっちりがバランスする太ストレート。並盛りと中盛りは同額で、中盛りを頼んだが、丼には麺が一杯。その隙間にスープがある。配膳の時に「濃かったり薄かったら言ってください」と一言。薄くしてスープの量を倍にして欲しいと思ったが、この麺には合わないのだろう。スープはいわゆるダブルスープ。華はなく、重く沈み込む。
煮豚は脂の香りが良い。メンマは食感が絶妙で、麺に合わせて味は薄く、食感に変化を付ける役割に徹している。
全体に、麺を喰わせるラーメンであり、丼物ではない。ラーメンも人気があるようだが、基本はやはり、つけ麺の店だったようだ。