4C 3,000kmの使用感

西伊豆スカイライン(達磨山北側登山口)

4Cの納車から一月半、3,000km走った。中古なので総走行距離は1万キロを越えたところ。

セブン160で好んで走った舗装林道など狭い峠道は車が大き過ぎて無理だが、他は様々な道を走ってみた。

例えば芦ノ湖スカイラインのような快走路では、軽いハンドリング、極小ロールなグリップ走行のコーナリング、DCTでエンジンの回転数を素早く自在に選べることが最大限活きるようで、ライトウェイトスポーツカーとは異なる力感溢れる豪快な走りが味わえる。街中の燃費走行(2,000rpm超でシフトアップ)とは別物の、猛々しく大喜びなエンジン音が非日常な気分を盛り上げてくれるのも愉しい。

シャシーの堅さが乗り心地を支配するのは間違いないが、サスペンション自体は実はかなりユルユルで路面の凹凸に対して過度に反応するようだ。走り慣れた西伊豆スカイラインは比較的良い道と思って気持ち良く走っていたところ、何でもない道路の凹凸でバンパー顎下を擦ってしまい萎えてしまった。これでは快走どころか常に路面を気にしながら神経質に走らざるを得ない。

最低地上高83mmのラバースポイラーは歩道乗り上げや坂の始まりで日常的に擦るし、115mmのバンパー下も油断していると擦ることがわかってきた。

前輪からの距離は少し違うとはいえ127mmのセブン160で9万キロ以上走って前は一度も擦らなかったことを思うと、この12mmの差はあまりに大きいように思う。

大きい車幅1870mmは普通の道路上では意外に困るようなことはない。バスやトラックが普通に走れているので当たり前なのだろう。自宅周辺など狭い道のすれ違いはさすがに困るが、対向車は大概4Cよりも小さく取り回しが良いので、申し訳ないが先方がバックなどの対応をしてくれる。セブン160ではほぼ100%こちらがバックする側だったのでその正反対な違いに驚いている。

車庫入れは未だ慣れない。大きい車幅や後方視界の悪さもあるが、パワステ無しも効くようで、据え切りできないことでハンドルを切るタイミングが遅れて思ったほど曲がらず切り返すということが多いようだ。

派手な外観でどれほど注目されるかと思っていたのだが、セブンに比べると注目度は1/10以下だろうか。コンビニや高速のパーキングで声を掛けられたことは未だなし、子どもに手を振られたこともなく、スマホカメラを向けられたのは1度だけ。オープンでないことも相まってリラックスして運転できるのはありがたい。