Beosound3 故障、修理失敗、ラジオ聴取法

修理前のトップパネル

接点部

トップパネル裏面

トップパネル接着後

B&O Beosound3 のバッテリーを交換し、故障が心配と記述して10日しか経っていないのに故障してしまった。ラジオ選択のボタンが効かなくなった。

普段は使わないボタンなのでもしかするとしばらく前から故障していたのかも知れない。主にラジオを聴いていて、「GO」と「ST.BY(スタンバイ)」ボタンを使ってスタンバイ前の状態を呼び出すことで「RADIO」ボタンは普段は使っていない。「A.MEM」でSDカード内のMP3ファイルを再生でき、ラジオへ切り替える時に「RADIO」の押下が必要となる。

トップパネルのタッチボタン部は一度修理したことがあり、壊れやすい部分と言われている。対策品が供給されたという話もあり、修理以降10年近く問題なく使用していた。

メーカー修理は既に終了しているので、ウェブで修理法を調べてみた。

・トップパネルを80°C程度に温めて接着剤を軟化させる

・パネルを変形させないように注意して剥がす

・接点をクリーニングする

・再び接着剤を温めて接着する

ということで、湿気などで接点が汚れることがタッチボタン不良の主な原因のようだ。

ヒートガン赤外線温度計を使って上記作業を行った。温度は上げ過ぎが気になるので出来るだけゆっくりと加熱して温度を計りながら70°Cを超えた辺りで爪を隙間に差し込むと、あまり力はいらずに周囲を軽く浮かすことができた。続けてゆっくりと力を掛けると中央部も剥がれた。接点復活剤として常用しているKontakを使って全ての接点をクリーニングし乾燥後、やはり70°C超に温めてズレのないように接着した。やる前は難しそうに思えたが時間にすれば10分あまりで終了した。

結果は残念ながら変化なし。1日置いたら(乾燥によって?)復活したという情報もあり、翌日に期待したものの変化なし。変わらずラジオボタンだけが使えない。故障は別の理由だったようだ。

取説を通読してもオールリセットの項目は見当たらない。しかし、ウェイクアップタイマー機能を使うと「RADIO」ボタンを使わずにラジオを選択できることがわかった。起動時刻を設定後、通常は「RADIO」か「A.MEM」を選択するが、選択することなく、「STORE」で決定するとラジオが優先して選択されるという。一度ラジオが起動されれば、前述のように普段は「GO」と「ST.BY」ボタンでラジオを聴くことができる。

ありがたいことに、もうしばらくBeosound3を使い続けられそうだ。