QRDベース裏の空間に東京防音のホワイト・キューオンを入れた。
低域がくっきりメリハリ調に変化。変化の度合いは思いの外大きい。
低音の音色の描き分けが向上し、どんな音かが見えてくる。
何故か音量も上がり音も前に飛んでくる。良いことばかりだ。少し気になる部分があるとしたら、録音の粗が見えるようになってきたところかも知れない。以前の方が美音ばかりのような気がする。
ホワイト・キューオンは厚さ10mmの高密度タイプ。ベース裏のW1170mm,H575mm,D56mmの空間を埋めるためサブロクのサイズからカットしてもらった。しかし誤差がかなりあったのと、QRDベース中央の桟が意外に邪魔で結局三枚:30mm分しか入れられなかった。
ホワイト・キューオンの吸音特性グラフをみると、2000Hzを100%として200Hzまでほぼ直線?に落ち、200Hz以下は数%しか吸音できていない。中低域の吸音で低域の表情が明らかになったということだろう。もしくは箱の空間の不要な共振が抑制された効果だろうか。