Pat Coil / Steps

Steps

Steps

CD初期盤、リマスタリング盤、ジャズベスト盤(金蒸着)の三種を聴き比べた。
初期盤はリニアで精確な印象、弱音から強音まで質が変わらないが全体にやや薄い。最低域への伸びが乏しい。低域は特にタイトな質感。
リマスタリング盤はビットマッピングの効果か細部の音が聴き取りやすくなり、柔らかく膨らみのある表情も見せる。空気感を増している。強音はコンプレッションのせいかやや窮屈な感じ。低域は最低域までレンジが伸び、音色も多彩。
ベスト盤はリマスタリングに金蒸着を加えたもの。他の曲との音量感を揃えるためか、音量が少し違って聴こえる。コンプレッションが違うのかも知れない。やさしい音色で耳馴染みが良い。特に低域は柔らかく音量も若干上がって膨らんだ印象。
最近は試聴用にベスト盤を使っていたが、今後はリマスタリング盤の方を使ってみようと思う。