スピードドライブの発注


Frog用に52Tのスピードドライブを発注した。
フロントギアの歯数を標準等倍と遊星ギアを使った1.65倍相当に切り替えられる。Frogを購入する前から興味はあったが、ギア比の選択が使ってみないとわからないところと、あか抜けない外観、そして重量増から導入に踏み切れずにいた。

Frogは12インチの小径にフロント52T、リア9Tの組み合わせ。SRAMの内装3段は都内の街乗りではローは今のところ十二分。サイクリングロード上ではトップは全く足りず、ストレスが溜まる。街乗りでも瞬間的に車の流れに合わせた速度を出したいという時に、それができず歯痒い思いをする。

リアのギア自体、内装式は外装式より抵抗が大きいというし、タイヤも太く抵抗はかなりある。クランク一回転の距離がロードなどと同じだったとしても、ペダルを踏み切れるとは限らない。
クランク、BB、ギアが一体になったスピードドライブであるので、とりあえずクランクは最長の175mmを選んでみた。

12インチの計算上のタイヤ周囲は95.7cm、紐を使って実測すると98cm程度だ。実際はタイヤ接地部が凹むのでここでは理論値の95.7cmを元に計算してみる。画像は赤がスピードドライブ。

標準52T
1:5.67m(9T)
2:4.17m(12T)
3:3.04m(16T)

スピードドライブ85.8T
1:9.3555m(9T)
2:6.8805m(12T)
3:5.016(16T)

52Tのスピードドライブでは、標準のトップよりギア比が増えるのは2段になるが、トップエンドは正直いって使えないのではないかと思っている。ただし、ローエンドに使えないギア比を持つより気分は挑戦的で楽しいのではないだろうか。
街乗り用の可愛い自転車から、不敵な異形自転車へと生まれ変わるということで、クランク、ギアカバーともに黒とした。無骨な形状とあいまって、鉄仮面のようになると思う。
アカバーはここまで大きい歯数だとメーカーではシルバーしか用意していないが、別途料金になるものの国内でアルマイト加工が行えるという。
納品は1〜2か月。季節も良くなるその頃が今から待ち遠しい。