乾電池の比較試聴

電池
SONY/PCM-D1に合う乾電池を探そうと代表的な乾電池を比較試聴した。
以前、ポータブルDAT用として数社のアルカリ電池を試した時には、東芝ニュートラルでPanasonicはややどんしゃり気味なような記憶があった。今回はアルカリの上を行きそうな新しい電池を試してみた。試聴用の曲はCDのアナログ出力を96/24収録したもの。

◆(参考)付属ニッケル水素充電池 29g
ノイズフロアが若干上がって少しざわついた感じ。低域がふっくらとして不透明になる。
FUJIFILM Energizer リチウム 15g 980円/4個
見通しよく晴れやか。ノイズが少ない感じ。パワー不足でやや軽いようにも感じる。バスドラの踏み込みがすぱりと決まる。
maxellイプシアルファ 23g 510円/4個
パワフルだが強音部で頭打ちになって抜けが悪いように感じる部分もある。
Panasonic オキシライド 23g 540円/4個
この中ではmaxellに近いが一番中庸に聴こえる。特に目立つ部分はなし。

以上は大袈裟にいえばというもので、正直いってほとんど差がない。100段階で1とか2の差を取り立てているイメージだろう。音楽や音の種類で合う合わないが変わるのは明らかだ。
デジカメで使ってアルカリの4〜9倍長持ちするというFUJIFILMリチウム電池は電池自体の軽さも大きな魅力に感じた。ニッケル水素充電池に比べると約半分で、4本で56gもの差が出る。値段は他の電池の倍ほどもして高いものの動作時間で考えると得になるようにもみえる。
いずれにしても新品時の音だけを比較してもどれだけ意味があるのかわからない。終わり近くの音を比較するのは難しいように思うが、できたら挑戦してみたい。