AC DESIGN Conclusion1.4PW

Conclusion
電源ケーブル AC DESIGN Conclusion1.4PW を購入した。
同社の電源ケーブルは最廉価のZEROを以前試験的に導入していたことがあり、明解な音質に好感を持った。ハイエンドの Conclusion も一度試してみたいと思っていたので中古で入手してみた。
トランスポートに使用。ピアノをはじめエッジがキリリと表現される。やや神経質か。低域も見通しは良いが中高域に比べて音色が生硬、一本調子であり、その差があり過ぎるのが気になる。
オーケストラは健康的な生気がなく空々しい。最低域までは伸びない。これらが銀単線の癖だとしたらわかりやすい。結線時の機械的歪みが取れてから再評価したい。
結線2日目で早くも激変。生気がないということはなくなったもののやはり醒めた表現ではある。暗いといってもよい。絵で言えばコントラストを落として全体に色が薄く暗いが階調は正確に出て分析的な感じといったらいいだろうか。低域も伸びてはいるが最小限。ただし解像度が増えたりというメリットは感じられず、傾向が変わった範囲だろう。
常用している Cardas Hexlink 5c の押しの強い表現が鬱陶しく感じられる時など巧く使えるかも知れない。