音羽通り目白坂下にあるラーメン店。最寄り駅は江戸川橋になるだろうか。坊主頭にねじりハチマキの主人がカウンター内に立ち、奥さんはホールを担当している。といってもカウンターだけの店のようだ。日曜の14時に先客は一人。常連のようで夫婦とのんびり世間話を楽しんでいた。壁にはえぞ菊から独立したという記事の切り抜きが貼ってある。味噌ラーメンを食べた。
中太の黄色い麺はもっちりやわらかで、モヤシの甘みたっぷりの優しいスープと相性がよい。モヤシは模範的しゃっきり具合。丼内の存在感は麺に勝るとも劣らない。麺大盛りではなくモヤシ大盛りを頼みたくなる。表に出しゃばらないがニンニクと唐辛子が入っているのだろう、汗が噴き出してくる。
個人的に味噌ラーメンは赤味噌ベースのガツンと強烈なものが好みなのだが、こういうタイプが東京の味噌ラーメンとしては王道に違いない。