キッチンのステンレス凹み修復

ステン天板凹み
シンク横のステンレス天板中央部に、上の棚から剣山を落としてしまった。台座部の角によって目立つ凹みができた。
ネットで調べると溶接でステンレスを盛り、削って平面を取り戻すことができるようだ。思ったよりも簡単そうなのでオーダーキッチンの会社に修復を依頼した。
ところが、溶接の方法を使えるのは厚さが1.5mmくらいからで、自分のところの0.8mmという薄いステンレスでは溶接では逆に穴が開いてしまうという。裏から叩き出しす方法しかないようだ。
天板の下はキャビネットだが、まずそれをスライドさせ、天板部を露出させる。天板のステンレスの下には3〜40mmの合板が裏打ちされているので、凹みの位置を見計らってドリルで合板に10mm程の穴を開け、そこから叩いて表面を平らに削るという大掛かりな修理になってしまった。キャビを外す大工とステンレス叩きの職人。オーダーキッチンの会社の監督という3人掛かりで2時間以上掛かり、どこに傷があったかわからないほどになった。修理代は3万円強。
凹み修理を考えるとステンレスの厚さは1.5mm以上がいいが、イニシャルコストも当然上がってくる。自分のはオーダーといってもシンク部分が既製品なので天板もそれに合わせた0.8mmとするのが一般的という。叩いたり曲げたりして特殊な形状を作るためには1mm以上の厚さが必要だそうで、実使用上の強度は0.8mmが劣る訳ではないそうだ。